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COLUMN コラム

オフィス家具のレンタル屋さんが、なぜ広告ビジネスを?
~デザイン思考と顧客価値~ Part1/2

【ご挨拶】

みなさん初めまして!コーユーレンティアです。今回の投稿がコラム第1号になります。

このコラムでは、ゆるっとした話題から少し真面目な話題まで、色んな角度で掲載していきたいと思います。

今回は少し真面目な話題です。よろしくお願いします。

 

 

【最近よく耳にするデザイン思考って何だろう?】

1.まず思い浮かべるモノは?

「デザイン」と聞いて、私達が最初に思い浮かべるのは、モノの表面的な意匠や装飾のことではないでしょうか?

「あの商品かっこいいね!」「かわいいね!」など・・・

しかし、最近ビジネスでよくする「デザイン」には意匠や装飾だけでなく、もっといろんな意味があるみたいです。

 

2.語源

デザインという言葉の語源は、ラテン語の「Designare(←なんて読むのだろう!?)」がルーツのようで、

元々は「設計」という意味で用いられていたようです。

そして、私達が良く見たり・聞いたりする、いわゆる英語の「Design(デザイン)」をググってみるとWikipediaでこんな表記が見つかりました。

私達が最初に思い浮かべた「意匠」の他に、「設計」「創意工夫」などの意味も記載されていました。勉強不足を痛感・・・

 

 

 

 

 

3.デザインに「思考」という言葉がつくとどうなるの?

デザイン→デザイン思考という言葉に変化するとどんな意味がもたらされるのでしょう?

またもや、私の大好きなWikipedia先生に聞いてみました。

説明文のタイトルに「問題解決プロセスとしてのデザイン思考!」んっ?ちょっと難しくて沼にハマりそう!

さらに、こんなことが書かれていました。

デザイン思考を進めるステップとして7段階プロセス説や5段階プロセス説などあって・・・

難しすぎて完全に沼にハマりました。どうしよう!?

 

4.自己解釈(デザイン思考とは?)

Wikipedia先生はあきらめて、自分で色々調べてみて、自己流の解釈をしてみました。

・デザイン思考とは「問題解決のアプローチ方法」

・その範囲は「新商品開発」「新規事業創出」「事業課題の解決」「企業文化の変革」まで幅広い分野に適用される。

・問題解決のステップは5段階ぐらいで考える方がわかりやすそう。

 

①共感→②問題定義→③発想→④試作→⑤検証

①共感

現場に行き、人が製品やサービスを利用する様子を観察し、人がその行動をとる理由を考察・理解する。

②問題定義

共感のステップが終わると、次は問題定義です。考察・理解から得た問題点の要素を洗い出し、解決する問題を定めます。

③発想

問題の特定ができたので、それを解決するための案出を行います。解決案は多種多様&大量の方がよいみたいなので、複数人でブレストするのが良さそう!

④試作

案出したアイデアを見える化してみます。試作といっても、必ずしも形あるモノや精度が高いモノである必要はありません。

まずは、紙にイラストを描いてみるところかでも初めてみましょう!大事なのは仲間と同じイメージが共有できること!のようです。

⑤検証

試作ができたらそれを基に検証してみましょう。検証ステップなので、この段階の試作は、まだ粗々しくても良いですが、多少使える・触れる状態にまで精度が上がっている必要がありそうです。

色んな人達に使ってもらって商品・サービスを磨いていきましょう!と言うような解釈の整理が自分なりについたところで、いよいよ本題に入ります。

デザイン思考が広告ビジネスへの着想に繋がった経緯を振り返ってみます。

 

 

【広告ビジネスへの着想】

デザイン思考5つのステップの内、①共感→②問題定義→③発想からひも解いてみます。

①共感

■前提:私たちのビジネス

私達は1970年より建設現場に作られる仮設事務所及び職人さんが休憩する休憩所(通称:詰所)で使用する*FF&Eのレンタル事業を進めてきました。毎日どこかの建設現場に訪問している私達だから気づけることが色々あります。

*FF&Eとは・・・Furniture(家具)、Fixture(什器)、Equipment(備品)

 

 

 

■観察 その1(街中)

2010年以前の街中広告はポスターや看板などが主流だったかと思います。

2010年以降はデジタル広告が増え、私たちの日常に当たり前のモノとなっていきました。

ただ、そんな時ふと疑問に感じることがありました。

〇〇駅のサイネージで何か広告を見た記憶はあるけど、あの広告ってなんだっけ?

私の記憶にはあまり残っていませんでした。そんなことが何回もありました。

私が経験したこの体験は他の方々も同じ経験をしているのでは?と感じた瞬間でした。

 

 

 

 

 

■観察 その2(建設現場)

一方で建設現場では、以前の広告手法を彷彿とさせるような形で、現場の安全喚起や熱中症などに関するポスターが数多く貼られていました。

この場所で働く人達は、毎日これらのポスターを目にし、内容が刷り込まれている状態。

さらに、建設現場という場所は「男性」「体を動かして働く人」が多いことは言うまでもない事実です。

 

 

 

 

 

②問題定義

観察から下記のような示唆をえました

・街中で瞬間的に通り過ぎ行く人達に「的確」「記憶に残す」広告を届けるのは難しい。

・世の中には建設現場で働いている人達に向けた商品・サービスを提供している会社や広告はたくさんあるのに、そういった人達に直接的なプロモーションする場所がない。

 

③発想

発送段階では以外とあっさり結びつきました。建設現場内で広告ができれば、より効果的に広告ができるに違いない!

しかし、これは斬新なアイデアではなく、きっとこれまで多くの人が考えてきたことでしょう!

この発想をどのようにして実現するのか?

その難所を乗り越えることが困難であったため、多くの人が思いついたにも関わらず、なかなか実現に向けて進まなかったのではないでしょうか?

 

 

 

Part2では、この難所を乗り越えるために、どのような顧客価値を提供するに至ったのか?

④試作~⑤検証などのステップも交えてお伝えしていきます。

最後まで読んでくださり有難うございました。

次回も読んでいただけましたら幸いです。

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