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COLUMN コラム

オフィス家具のレンタル屋さんが、なぜ広告ビジネスを?
~デザイン思考と顧客価値~ Part2/2

【前回(Part1/2の振返り)】

1.デザイン思考とは?

・問題解決アプローチ方法。

・その範囲は「新商品開発」「新規事業創出」「事業課題の解決」など多岐にわたる。

・問題解決には5つのステップで考える。

①共感→②問題定義→③発想→④試作→⑤検証

 

2.広告ビジネスへの着想

①共感

・1970年から現在に至るまで、建設現場へのFF&Eレンタルサービスを提供し続けてきたからこそ気づけたことがあった。

・街中のあらゆる場所でデジタルサイネージ広告を目にすることはあるが、その内容はイマイチ覚えていない私。

・建設現場ではポスターによる情報伝達が主流であったが、毎日目にするので記憶に刷り込まれている状態は存在する。

②問題定義

・街中で瞬間的に通り過ぎて行く人たちに「的確」かつ「記憶に残す」広告を届けるのは難しい。

・世の中には建設現場で働いている人達に向けた商品・サービスを提供している会社はたくさんあるのに、そういった人達に直接的なプロモーションをする場所がない。

③発想

・建設現場内で広告ができれば、より効果的に情報を伝えられるに違いない!

 

しかし、これは斬新なアイデアでなく、きっとこれまで多くの人が考えたことがあるアイデアだったと思いますが、この発想を実現するにあたり、乗り越えるべき難所の壁が高かったために、なかなか実現に至らなかったと思われます。

 

この難所を乗り越えるために、どのような顧客価値を提供するに至ったか?

④試作~⑤検証などのステップを交えてお伝えします!が前回まででした。

 

 

【広告ビジネスへの着想(前回からの続き④試作~⑤検証)】

④試作

形ある商品の場合は、商品デザインをラフスケッチしてから試作品を作ってみる!というステップが王道かと思いますが、

今回の広告サービスは無形サービスになりますので、ビジネス案を企画書にまとめあげ、お客様に持ち込むところからスタートしました。

すると、「新しい切り口とターゲットが明確!」ということで、数社のお客様から「すぐにやってみよう!」ということでオファーを頂きました。

ここまで(①共感~④試作)は、とても順調に進んでいくのですが、⑤検証で難所を迎えることになります。

 

 

 

 

 

⑤検証

最初はポスターやステッカー、サンプリングなど数現場規模でトライアルを実施。

少しずつ広告ビジネスでの実績も積み重ね、クライアントからも「次は数十カ所できれば百カ所ぐらいの規模でやっていきたいね!」

という嬉しいお言葉も頂戴していました。

 

実際、百カ所規模でポスターやステッカー、サンプリングなどを実施してみると、

当社社員へ相当なお手伝いをして頂くことになり、かなり負荷を掛けてしまったなぁ!と反省・・・このまま負荷を掛け続けることになると、広告ビジネスの将来にも暗雲が立ち込めることになりそう!ビジネスモデルの再構築に迫られました。

 

 

 

その際、「③発想」のフェーズへ立ち戻りました。

街中や電車サイネージによるプロモーションは一般的になっており、またSNS中心とした動画広告も私達の身近なモノとなっていました。

ここで、デジタルサイネージを使った動画広告をやってみよう!と安易に発想してみましたが、下記のような課題が次々と浮上します。

「建設現場にサイネージを置いてもらえるのか?」

「そのサイネージは有料でも借りてもらえるか?(レンタル業の私達はモノを貸出す=対価を頂戴するが当たり前と考えていました。)」

 

サイネージという映像端末機器は、我々が購入するTVと同じで、機能に大きな違いがなく、差別化が難しい商品である為、

サイネージを有料で借りて頂く=相当な価格競争に巻き込まれる構図が予想されました。

また、建設現場で対価を払ってまで使って頂く利用価値もまだまだ十分に構築できていなかった当時を考えると、

新たな発想の転換が必要でした。テーマは「慣習の打破」です。

今までの当社は、利用者が商品を有料で借りて頂くことで売上・利益を生んでいましたが、広告主から収入を得ることで、

これまでと同じ売上・利益を保てる!or それ以上にできるのであれば、建設現場に設置するサイネージは無料でよいのでは?という

発想に辿りつきました。この発想は当社にとって、全く新しいビジネスモデルの誕生でした。

 

 

 

現在サイネージが無料提供できることで、建設現場での設置が順調に拡大しています。

また設置数の拡大に伴い、広告配信実績も増えてきました。しかし、まだまだ試行錯誤は続いています。

建設現場のサイネージ動画広告を視聴した職人さんに対して、どのようにすればメリットをもたらすことが出来るか?

広告を視聴した職人さんが購買行動にまで繋げるには、サイネージ+αでどのような施策を講じれば良いか?など

設置をいただく建設会社様にとっても有益なツールとなりえるようなサービス構築を検討し、

広告出稿主様・建設会社様のそれぞれが使いたくなるサービスを目指し、これからも試行錯誤を重ね、

皆さんに喜んでいただけるサービスに磨いていきたいと考えています。

 

最後まで読んで下さり有難うございました。

次回も読んでいただけましたら幸いです。

 

 

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